「どうしたら売上があがるのか?分からなくなっている」セッション事例

目次

売上が上がらない理由はほとんどんケースでたった1つ

飲食店をやっているクライアント様の売上を上げたいというセッションでした。

仮にAさんでスパイスカレー店としましょう。

Aさんはコロナ禍の状況にもなんとか耐えて、お店を維持されていましたが、売上が伸び悩んでいると相談をいただきました。

売上が伸び悩んでいる場合、それに何か関連する心の問題と、それから売上を上げるための対策と両方の面からフィードバックさせてもらっています。

飲食店に限らず、なんでも売上を上がらない理由はほとんどのケースで1つなんです。

それをクリアにすればいいだけなので、それをシェアします。

現状把握する

「売上を上げるために、すでにした対策はどんなことですか?」

「はい。例えば、チラシをまいたり、Facebookとインスタをはじめました。
あと、来てくれた方に次回ドリンクサービス券を渡しました。
あとLINEでお友達になるとデザートサービスも」

「いろいろ始められたのですね。すごいですね。
それで、それぞれどうだったんですか?」

「それぞれ思ったような効果は出ませんでした。」

「思ったような効果は出なかった。
なるほど。具合的には数値的などうだったんですか?」

「チラシは3,000枚巻いて、2件来店がありました。
Facebookとインスタは効果があるのか、まだ正直よく分からないです。
LINEは、20名の方が登録してくれました。」

「なるほど。
一概には言えないですがチラシはまあ飲食店の場合、ざっくり1,000人で1-3人来店平均だから確かに良くはないですね。

それで、そのあとチラシはどうしたんですか?」

「チラシは費用効果がよくないので止めています。」

「なるほど。
では、Facebookとインスタの更新頻度は?
またどのような内容をアップして、どのようにお客様と繋がろうとされているんですか?」

「更新頻度は、最初は毎日。
最近は、忙しくてあまり更新できていなかったかな。

お店の目玉のメニューとか、
あと感じたこととか、人柄を知ってもらおうとペットの写真とかアップしています。

お客様と繋がるためには、、
そう聞かれると、、、
あまり意識していなかったですね。」

Facebookとインスタを見せてもらいました。

「まず始めたことはいいことですよね。
一人でここまで、すごいですね。
今はSNSで情報を確認してくる方も多いですからね。

それで、お客様が求めていることを情報としてまず出すといいですよね。

お客様が見たい画像は何か?
必要としている情報は何か?
それを素直にアップするといいですね。」

「お客様が見たい画像?
必要としている情報?


お客様はうちの何を見たいんだろう?
何を知りたいんだろう?

うーん、
あ、スパイスカレーの画像か!?
必要としている情報、、
メニューとか?」

「そうそう、スパイスカレーの画像です。
すっごく美味しそうなカレーを見たい。
何度も見たい。

毎日美味しそうな湯気たちこめるスパイスカレーの画像や動画を見て、洗脳されたいですよ。
食べたーい、って言いたいです。

知りたい情報は、メニューその通りですね。

私だったら、今日やっているか確認したいので、営業時間とか電話番号とか、あたり前の情報にすぐに辿り着きたいです。

そういった当たり前にお客様が知りたいことにまずは答えていくことですね。」

「なるほど、、自分のペットとかの情報ではなくて、ですね。

改めてこの投稿をざーッとみてみるとスパイスカレー屋ではないみたいですね。
参ったな・・・。私は一体何をやっていたんだ。」

「それにSNSでお客様とやりとりしてどうだったんですかね?」

「やりとりしてどうだったか?
どうだったか?
コメントに返信していますが、どうっていうのは?」

「例えば、そのやりとりした方は来てくれたんですかね?
返信したコメントはどんなものが効果があったんですかね?」

「うーん、、、今言われて気づいたのですが、私はあまり考えていませんでした。

あ!そういうことですか!?私は考えていなかったのか。

やってみてどうだったのか、を考えていない。
改善していない。
ということですか!?」

「あ、よく気づかれましたね。
そうそう。
チラシも、最初の結果から良い結果が出ることは稀です。
そこからそのあとどう改善するのか。

もしくはチラシはやめて、
SNS強化だけ、としてもいいのですが、何をするんでも、何かをやってみてどうだったか、を繰り返していくんです。

やったことについて振り返って考えるんです。

いわゆるPDCAですよね。
これはもうビジネスで当たり前中の当たり前で本質なので、トレンドではない言葉ですが。

成功者は最初から結果を出しているのではなくて、PDCAをしつこく地道にやっているだけなんですよね。

KPIといって目標数値や状態を決めて、行動して、チェックして改善する。

やってみて改善する』をただやる。

きっとカレーのレシピはかなり改善していますよね?」

「確かに、カレーは改善しまくりです。
なのに、集客は改善していなかったのか・・・」

売上を上げるためのたった1つのフィードバック

「“売上が上がらないんです”
と悩んでいる方のほとんどが話は単純明快で、

はっきりいってお客様のことを考えて、改善していないことが多いんですよね。

自分流でやって”なんで来ないだろう?”って思っている。

もし、自分で改善する策が頭打ちになったら、すでにうまくいっている人に一体何が足りないのか教えて欲しい、って
頭下げればいいだけですね。」

「なるほど、、確かに自分がそうですね。
まさか、、考えていないとは。」

「原因とやることが分かったら、今日からやれば大丈夫ですよ。

例えばインスタからこの3日でまず3人来店してもらう、と目標を決める。
小さい目標から決めてください。

そうすると、投稿のメッセージが変わりますよね。

3人来てもらうためにどう話しかけるのか?
どういう人にこのカレーを食べて欲しいのか?
来たらどんないいことがあるのか?」

「ああ、そうやって目標を決めるんですね。
確かに、それで、もし一人も来なかったら何を変えようかって考えますね。

ああ、SNSでうまくいっているカフェとか参考にすればいいのか。」

改善する時のポイント

「そうそう。
あとは大切なことはお客様一人ずつと、もう1段階深く向き合ってみてください。

売上が上がらないと思っている時、大体お客様の顔は具体的に浮かんでいない。
お客様を見ているようで見ていない。

いつの間にか、ざっくりした抽象的な怖さみたいなものにフォーカスが当たっているんです。

”自分はダメだ”とか、”どうせ成功できない”などの得体の知れない怖さとか。

だから、フォーカスを具体的なお客様に戻す。

コメントをくれた方、いいねしてくれた方、実際お店に来てくれた方、と話してみて、相手が何を考え、何を感じているのか、その人生に触れてください。

お客様のことをよく知らないと改善できないんですよね。

想いをはせるだけでもいいんですけどね。」

「目の前の人を見て、改善を続ける、ということか。」

「そうそう、ビジネスの基本です。」

「なるほど。
お客様ではなく、”自分はダメだ”とか”どうせ成功できない”などの得体の知れない怖さにフォーカスしていた。

本当にそうです。気づいていませんでした。

なんか、ずっともやみたいなものがかかって、やる気を無くしていたのですが、スッキリしました。
ありがとうございました!」

まとめ

Aさんの心の問題は、「自分はダメだ」「どうせ成功できない」などのビリーフとモヤモヤという偽物の感情に支配されていました。

今回は、心に深く入ることより、具体的なビジネスの解決策をまず知りたくてうずうずされていたので、

そちらを優先した内容のセッションにしました。

ただ、やったことについて改善する、それを続けるということがもっとも大切なことなんですよね。

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