2022年3月23日はプロコーチのための勉強会、第6回目でした。
今回のテーマは、
新メソッドを習得する1〜望み行動編〜
です。
今回はりえさんが概要をまとめてくれました。
大切なことはなんですか?
勉強会では、the answer の主宰者、矢作雅子さんからのこんな質問から始まりました。
「大切にしたいことはなんですか?」
失敗することを大切にしたい。
何年もずっと「失敗と書いてフィードバックだからね。」 と、私たちに伝え続けてくれている矢作雅子さんの答えです。
「失敗して体感することがいろいろなことをわかっていくこと。
成長もするし、感謝が深まっていくことだと感じているから。」 と、話してくれました。
他にも、勉強会参加のコーチ達からはそれぞれの思いが詰まった答えが返ってきました。
「安心して妄想すること、仲間を大切にしたい。」
「自分の本音に気づいてわかってあげることを大切にしたい。」
「自分と周りの人に『ありがとう』と伝えることを大切にしたい。」
あなたの大切にしたいことはなんですか?
新メソッドの継続セッションの流れ
続いて the answer の新メソッドでの継続セッションの流れを学びました。
主に4つの変更について共有されました。
新たにクライアント様への心理学の教育が強化され、また既存の一部のワークをバージョンアップ、または簡略化することでセッションの効果を上げていきます。
1.初回のセッションで、心理学のレクチャーをすることになりました。
これまでのメソッドと大きく変わったところは、初回のセッションで、心理学のレクチャーが入ったことです。
クライアント様にこれらの知識を持っていただくことで、セッションの効果がより上がる内容になっています。
例えば、エリックバーンが提唱した以下のことをレクチャーします。
・人生脚本とは
・ビリーフとは
・人間誰もが持っている5つの人格とは
これらを学ぶことは、クライアント様が継続セッションを卒業された後も、ご自身の人生をより良くしていくための一生モノのツールとして、とても役に立つと感じています。
私たちもお伝えすることがとても楽しみです。
2.「トラウマセッション」(ゲシュタルト療法)の名称→「再解釈セッション」と変更。
the answerの再解釈セッションは、ゲシュタルト療法のバージョンアップ版となっています。
日本人が弱めな決断の部分、ノーマライゼーションの部分を強化しています。
さらにコーチからの解釈を意見するところを強化することで、このセッションの効果を上げていきます。
3.感情採点 のワークの実施期間が4週間→2週間と短くなりました。
今までよりも短くしてポイントをおさえ、より効果を出します。
4.「感情採点応用編」は→「望み行動日記」に変更となりました。
望みと行動をより明確に出せるようになりました。
最後に、改めて大切だと認識したワークは、インカンテーションです。
インカンテーションとは、自分にとって力になる『エンパワリングビリーフ』を、力強い体の動きとともに言葉にすることです。
言葉が世界を作ります。
このワークをすることで、より軽やかな人生を進んでいくための新しいビリーフを根付かせます。
the answerでは引き続き、このワークを大切なものとして続けていくことにしました。
望み行動日記ってどんなもの?
望み行動日記とは、まず自分の本当の感情に気づきます。その感情から本当の望みを導き出し、行動につなげるためのワークです。
望み行動日記は、ポジティブ感情を感じたものでも、ネガティブ感情を感じたものでもどちらからでも、望みと行動を導き出すことができます。
なぜなら感情は、人生のナビゲーターです。
私たちがより幸せになっていくヒントは感情の中にあります。
感情というナビゲーターを使って、自分たちの幸せに近づいていくことができるのです。
例えばポジティブな感情は、ポジティブなことの原石を見つけるヒントになります。
「そうそうあってるよ。こっちこっち。」と曖昧だったものを、さらに明確にしていくことができます。
ネガティブな感情であれば、「そっちじゃないよ。」と軌道修正するきっかけを私たちに教えてくれています。
このように感情をヒントに進んでいき、本当は自分が何を望んでいるのかを知り、そのためにどんな行動をしたいかまでを導き出していくワークです。
それでは、今日の勉強会のメインである【望み行動日記】をみんなで実践してみよう!
【望み行動日記】がどんなものかわかったところでワークシートに自分のケースを書き込みました。
コーチ達が2人1組に分かれてセッションのシミュレーションをするワークをしました。
ワークをやってみての気づきは、相手役のコーチに話をしていると、自分で書き出していた時には気づけなかった本当の自分の気持ちに気づくことができたということです。
コーチに話し、質問してもらってフィードバックを得ることが、こんなにも自分への大きな気づきになるんだと改めてセッションの効果を感じることができました。
勉強会での気づき
以前の私は、自分が何を望んでいるのかわからないと感じていました。
この勉強会の日に、雅子さんが最後にしてくれた話を聞いて、私はハッとしました。
それは裁判官(交流分析の批判的な親の部分)が強いと自分の望みが出てこないということ。
そうだったんだ。
どこまでも裁判官の過剰性が私たちの軽やかな人生の妨げになっているんだな、と衝撃を受けました。
この日学んだ【望み行動日記】、このワークには裁判官を弱める仕掛けがあちこちに施されています。
このワークを自分自身が実践し続けることで、どんな変化を感じられるのか楽しみだなと感じました。