2022年1月26日(水)はコーチのスキルアップのための勉強会でした。
今日は実践練習もしました。
今回のテーマは、
「どうしたらクライアント様に最高の変化をもたらすことができるのか?」
安心土台形成スキルを身につける~愛着形成・人を動かす~
です。
クライアント様の安心の土台ってどうやって形成するのか?
私たちはセッションの中で安心土台形成をしたいと考えています。
人間はまずは安心を感じないと主体的に現状を変える行動をなかなか取れないからです。
そのためにはまず、私たちコーチが安心の土台について改めて知ること。
安心の土台形成には、「愛着形成」と「人を動かす」が必要になってくるのですが…
それって、どういうことなの?と感じますよね。
これは、【マズローの欲求6段階説】、人が生きる上で欲している6つの欲求に基づいています。
どういうものか簡単にシェアしますね。
マズローの欲求6段階説
人はこの6つの欲求を欲しています。
1番下の生理的欲求が満たされたら、次の安全の欲求へ…というように、
下から上と満たしていくことで自分の在り方に沿って生きていける様になります。
私たちコーチが目指している安心土台形成とは、
第3段階の「社会的欲求=愛着形成」と「第4段階の承認欲求=人を動かす」
を満たしていくこと。
ここを徹底的に満たしていくことで人は大きく変化します。
※ここで言う「人を動かす」とはデール・カーネギーの名著のことです。
「人を動かす」の原題は「How to Win Friends and Influence People」“友人を得て、人々に影響を与える方法”です。
第4段階の承認欲求に対して、あなたがすでに充分な素晴らしい存在であることを、尊敬の気持ちを持って当たり前に表現していく、ということを意味しています。
愛着形成がされているのとされていないのでは何が違うの?
まず、愛着形成とは何なのか?どういう状態なのか?ということですよね。
「愛着形成」とは、心理学的には子どもと養育者との間で築かれる心理的な結びつきのこと。
お腹にいる時から3歳くらいまでの乳幼児期に形成されると言われています。
では、愛着形成された状態とはどういう状態をいうのでしょうか?
愛着形成された状態とは、「何かあった時に守ってくれる、助けてくれる安全基地があると思えている」ということなんです。
幸せに生きていく上で、最も重要なことはこの安全基地がうまく機能していることが大事。
なぜなら人は、安全基地がうまく機能しているからこそ失敗してもなんとかなると思えるし、だからこそやりたいことにチャレンジできるからです。
私たちはクライアントさんに対してこの愛着形成された状態を築くことや心からの承認をすることで、私たちがクライアントさんの安全基地として存在することで安心土台形成をしていきたいと考えています。
the answerとして「社会的欲求」「承認欲求」に対してどのようにして関わり支援をするのか
the answerでは大きく分けてこの3つを柱にしていきます。
1)100%安心してもらう
2)一生懸命興味を持つ
3)真のニーズを理解し応援する
※これらは「結果にコミットする」ダイエットジムで素晴らしい成果をあげ続けているライザップのビジョンを勉強し、見本とさせていただきました。ありがとうございます。
それぞれの項目に対して、大切にしたいことがいくつかあります。
全部をシェアすると長くなってしまうので省略させていただきますが、3つほどあげると…
例えば、
「笑顔を忘れない」とか「名前を呼ぶ」とか「心からの承認をする」とかでしょうか。
それらは特別難しいことではないかもしれません。
しかしテクニックではなく、心からするということは大切なのに案外できていなかったりもするところだったりもします。
ということで、今回の勉強会ではこの3つの柱の中の、
1)100%安心してもらうの部分についてみんなで実践ワークをやりました。
ワークをやってみて感じたことは…
名前を呼んでもらい笑顔で話を聞いてもらえると安心すること
褒めてもらえると認めてもらえているみたいで嬉しく感じること
同じように喜んでくれたり楽しんでもらえたりするとわかってもらえた気がしてホッとすること
を体感しました。
人は温かく受け入れられること、認めてもらえることで安心することができるのだと改めて感じることができました。
気づき
セッションをするにあたって、自分を整えること、自分を満たしておくことがとても大事だと実感しました。
ただこれらのことはセッションの時だけ大事なことというわけではなくて、
日常生活においても同様にとても大事なことだと思いました。
愛を感じたい、温かく受け入れられたい、自分を認めて欲しい。
それらは人間が生きる上で誰もが欲していること。
自分を満たすことがもちろん先ですが、目の前の大切な人にも同じ様にこれらの欲求があるということを理解し、大切な人との関係を築いていきたいと感じました。