仕事を減らし、成果を増やす

外から聞こえてくる
鳥の合唱を聞きながら
自宅リビングにて、、

ビジネス書のベストセラー
「ザ・ゴール」
という本の中の話です。

機械メーカーの工場長である
主人公のアレックスは
経営が悪化している
工場について

「3ケ月以内に
目標達成できなければ
工場を閉鎖する」

と言い渡されます。

こういうの
大好きなやつです。^^

ビフォーの状態が
まずい状態であればあるほど、

それを一体
どうやって立て直していくのか?

にとても興味があります。

劇的ビフォーアフター
というやつですね。

今やっている
メンタルコーチングの仕事も
これに共通するところが
あります。

アレックスは
色々やってもうまくいかず
途方に暮れます。

そこで、
たまたま恩師ジョナと再開し
こうアドバイスされます。

「短時間で大きな成果を
あげるには
ボトルネックを探せばいい」
と。

ボトルネックとは
その問題において
特に足かせとなっている部分
のことです。

「他のあらゆる部分を
改善しても、
ボトルネックが残っていたら
全体の性能は
ほとんど上がらないのだ」

と恩師は言いました。

アレックスは
「色々大変なのだ」
と反論しました。

その話の意味が
つかみきれないまま
モンモンとして
家に帰りました。


次の日。

アレックスは
息子たちを連れて
ボーイスカウトの
ハイキングに同行しました。

アレックスは
少年たちを日暮れまでに
キャンプサイトに
到着させなければ
いけませんでした。

しかし、
小学生の集団は
思うようには
動いてくれません。

何人かは
どんどん先に進んでしまうし、

何人かは
ずっと遅れて
見えなくなりそうでした。

特に遅れているのは
ハービーという少年でした。

先頭グループと
ハービーの距離は
数キロも離れていました。


アレックスは
どうしようかと考えました。

彼は初めに
先頭グループに
一旦止まるように
言いました。

他のみんなが追いつくまで
待たせてから出発する、
を繰り返す戦略をとりました。

そうすると
一旦は全員が揃いました。

しかし
またすぐに
問題が広がって
元通りになってしまいました。

そこでアレックスは
別のやり方を取ることにしました。

ハービーを
先頭に立たせました。

残りの少年たちを
歩く速度が遅い順に
並ばせました。

一番早い子を
列の最後に並ばせました。

一か八かの戦略でした。

やってみると
列はひとまとまりになって
スムーズに
動き始めました。

誰も遅れを取らないので
全員に目を配ることが
できるようになりました。

ただし、

ハービーが先頭なので
全体のペースは
遅くなりました。

これでは
全員が遅れて
日暮までに
キャンプ場に辿りつきません。

さて、どうすればいいか
また
アレックスは考えました。


アレックスが出した答えは
ハービーの負担を
なるべく軽くする
というものでした。

全体のペースを決めているのは
一番遅いハービーでした。

だから
ハービーが早く
歩けるようになれば
全員の進みが速くなると
考えたのです。

さて
ハービーを早く
歩かせるには
何をすればいいのか?

そこで
おやつなどで膨らんだ
ハービーの荷物を開けて
他の少年に少しずつ
負担してもらいました。

おかげで
ハービーの
歩くペースは
ずいぶん速くなりました。

全員が日暮れまでに
無事にキャンプ場へと
辿りつきました。


この出来事が
アレックスの
工場の業務改善に対して
大きなヒントになりました。

手当たり次第に
改善しようとするのではなく、

「ハービー」的な部分を
見つけることが
大切だったのです。

そう、
ボトルネック。

アレックスは
手当たり次第
改善するのをやめました。

工場で
ボトルネックとなっている
機械を特定しました。

その機械の処理速度を
あげる改善をした結果、

2番目に遅かった機械も
自然に速くなりました。

そして
みるみるうちに
工場全体の生産性が向上し
倒産を免れる結果となりました。



さて、
あなたにとっての
「ハービー」は
なんでしょうか?

プライベートで
モヤモヤすることや

仕事で生産性が
出ていないことで、

何があなたの
進みを妨げているのでしょうか?

全部を
頑張る必要はないんです。

冷静に
ボトルネックを特定して。

それを
取り除くことができれば、
見違えるほど
スムーズに
重要なことを達成することが
できるはずです。

当てずっぽうに
行き当たりばったり
改善しようとしても
意味がありません。

相手や出来事に反応して
良かれと思って
たくさんの対策を打っても
意味がないんです。

こちらの穴を塞いでも
また別の穴があいてしまう。

そういうことって
ありますよね。

表面的な解決は
効果は薄く
短期的なものと
なるでしょう。

全く無意味なことさえ
あります。

例を挙げると、

私たちthe answer
メンタルコーチングでも
この考え方を採用しています。

クライアント様に
「自分を幸せにする人生」に
なっていただくために
「ハービー」を特定しています。

それはビリーフ。

ビリーフとは
無意識の中にある
自分に3万倍の力でブレーキ
をかけてくる
思い込みのことです。

「私は足りていない」
というビリーフ。

「私は足りていない」
というメガネをかけて
世界を見ているから

ずっと
「ああこれは
私が足りていないからだ」
といちいち紐付けて
苦しんでいる。

これがメンタルにおける
ハービーだと思っています。

今すぐに
現実に起こっている問題に対して
行動を変えるのではなく、

表面的な解決をするのではなく、

「ボトルネックを取り除く」
これを意識しています。

さて、
あなたにとっての
「ハービー」は
なんでしょうか?

たった1つ
取り除く必要があるものは
なんでしょうか?

アレックスのように
一度で、
ボトルネックを
ひきあてることが
できなくても
いいのだと思います。

だんだんと
近づいていけばいい。

ハービーを見つければ
仕事を減らし、成果を増やす
ことができる。

どんなに苦難な状況でも。

だから、おもしろい。

仕事を減らし、成果を増やす
のが大好物です。

さて、
あなたにとっての
「ハービー」とは
なんでしょうか?

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