
猫の寝顔を見ながら
自宅リビングにて、、
今日は
「本当の意味で人とつながる」
ことについて
シェアしたいと思います。
傾聴についてですね。
Hさんから
ちょうど相談を受けました。
Hさんは
学校の先生をされています。
夫婦関係についても
もっとよくしたいと
思っていました。
~~
「まさこさん、
私は先日
傾聴の講座を受けたんです。
それで
色々今試しているんです」
「おー、傾聴いいですね。
傾聴って
ほんと大事ですよね。
で、試してみてどんな感じ?」
「自分がいかに
相手の話を聞いていないのか、
受け取っていないのか、
がわかって
目から鱗でした。。
生徒たちに
とにかく教えなきゃ、
テストの点数上げなきゃ、
って
そればかり
考えていたんです。
だから、
こうすればいいって
アドバイスばかりしていた。
本当は
その子が
何を考えているのか
何にモヤモヤしているのかを
ちゃんと
聴いていなかったんです。
先生として教えるより
相手を理解することが
大事だったと
改めて気づいて、、
いやあ、初歩的なところが
抜け落ちていたと、、。」
『うんうん、
わかります~。
焦りがあったのかもですね。
受験とか色々あるし、
プレッシャーもありますね。
そりゃそうですよ~。
先生仕事いっぱいだし
大変だもん。
プレッシャーとかも
ありますね。
そりゃそうですよ。
気づいてナイスですね」
「そっか、
私は焦っていたんだ。
そっか。。。
あとは
夫との関係もです。
夫から毎日のように
これをやっていない、
と怒られるんです。
だから話す時
相手の機嫌はどうかなって
緊張していたんです。
何を言えば怒られないのか
正解を探しながら聴いていた」
「そうだったんですね。
毎日怒られたら
きついですよね。
そりゃ、
緊張しますよね~。
当然です。
相手の話を
冷静に聞けていなかったことに
気づいてよかったですね。
自分のことわかって
すごいですよ」
「そっか、
私は焦ったり
緊張したりで、、
だから誰かといても
なんか1人というか
繋がれなかったんだ、、
あ、そう言えば
傾聴の具体的なことについて
相談してもいいですか」
「もちろんですよ」
「あの、
カウンセラーの方が講師で
相手の話をまず
受け取ることって
教えてもらったんですよね。
ほとんどの人が
自分が話すことを
考えているから。
本当にそうだなーと思って。
具体的には
『ーーなんですね』
という言い方を
教えてもらったんです。
事実や、
今相手が考えていること
感じていることを
言葉にすることで
ちゃんと無視しないで
受け取ったよ、となると」
「うんうん
わかりますよ。
『ーーなんですね』
て基本のやつですね。
確かに
私もよく使ってますよ。
黄金のレシピを
もらいましたね」
「そうなんです。
具体的に使えるのが
いいなと思って。
実際に試してみたんです。
例えば、
生徒には
『今この問題が
難しいと
思っているんだね。
自分はできないと
思っているんだね」
とか。
夫には
『今、あなたは
怒っているんだね』
とか・・・」
「なるほど。
実際に行動して
ナイスですね。
教えてもらっても
行動する人は
なかなかいないです。
いいですね。
それで、やってみて
どう感じているんですか」
「それが、以前の
自分ばかり話をしていた時とか
緊張して頭が
真っ白になっている時よりは
いい感じなんです。
確かに進んだ感じはあります。
自分の緊張は減ったんです。
でも、何かが
しっくりこないんです。
なんだろう?
これはなんだ?
と思っているんです。
それがわからないんです。
これあっているのかなって。
まだ慣れていなくて
自信がないから
あっていると言われたい
だけなのか、、
まさこさん
私あってますか?」
「なるほどー。まずは
ナイストライですからね。
実際やってみて
初めてわかることがある。
でも
確かに
これはなんだ??
ってなるのも
めっちゃ、わかります。
何か
違和感ありますよね。
自分が言ってみると
何かこう
時が止まるみたいな、、」
「そうそう
そうなんです!!
時が止まる感じなんです、、
これはなんだ??」
「あはは、
これはなんだ??
迷宮入りしているんですね笑
このままにしても
いいと思うんですよ。
迷宮を楽しむという
案もありますよ。^ ^
自分で考えて試して
抜け出せるのも
これまた醍醐味だったり」笑
「いやいやいや、、、
嫌です。
まさこさん
やめてください!!
私を迷宮に
置き去りしないでー。
お願いします。
なんとか迷宮の案内を
どうぞよろしくお願いします。
ここから
脱出したいです!!」笑
「あはははは」
:
:
:
さて、
あなたはすでに
この違和感に
気づいたでしょうか?
この会話で
一体何が起こっているの
でしょうか?
なぜ時が止まるのでしょうか?」
よかったら
少し考えてから
先に読み進めてみてください。^ ^
:
:
:
:
「OK、
迷宮から出ましょう。^^
『ーーなんですね』
というのは
傾聴において
一番よく使う
言葉かなと思います。
カウンセラーさんの
鉄板のやつ。
例えば、
相手が
『3時間しか眠れなかった』
と言ったら
『3時間眠れたんですね』
と言うとか。
確かにちゃんと理解して
受け取っていますね。
この手法は
間違っていないです。
Hさん間違っていない。
ナイスですよ。
あってます。
これを
パターン1と
名付けましょうか。
そして
私がよくやるやつ
話してもいいですか?」
「ぜひお願いします」
「たとえば
Hさんの例でいきましょう」
私はメモに書いて
話を続けました。
ーーーーーー
●パターン1
Hさんの場合
生徒に
『今この問題が
難しいと
思っているんだね。
自分はできないと
思っているんだね』
夫に
『今、あなたは
怒っているんだね』
ーーーーーー
「私だとしたら
多分
こう言ってると思います。
これを
パターン2としますね」
ーーーーーー
●パターン2
まさこの場合
生徒に
『今この問題が
難しいよね。
そうだよね~。
初めてでできた
問題だしね。
迷ったり
緊張したりするよね」
夫には
『(一旦自分のこと
おいていうけど)
きっとそう強くいうのは
怒りたいじゃないくて
悲しいんだよね。
何度も大切なこと
伝えているのに
わかってくれないと
嫌だし、悲しいのは
当然だよね。
確かに
相手がわかってくれないとしたら
私も悲しいと感じると思う』
ーーーーーー
「どうでしょう?
この1と2のパターン
何が違うと思いますか?」
「えーー
全然違います。
2の方がもっと
わかってくれている感じが
すると思います。
そうそう、
そうなんだよ、
て言ってくれそう。
何が違うんだろう、、
わかりません!」
「わかりません、
いいですね。
もっと
わかってくれている感じ、
その通りですよね。
実は
●パターン1は受容
●パターン2は共感
だったんです。
「受容と共感!
受容と共感!
えーー
本当ですね。
パターン1の
・ーーなんですね
は一歩引いている。
事実を言われた感じ。
パターン2は
えっと、、
・そうだよね~
・当然だよね
・私も悲しいと思う
と共感の言葉が
何度も出てくる!!
えーー、
気づかなかった!」
「そうそう、
いいところに
気づきましたね。
Hさんはさすがです。
いつも
わかりやすく人に
教えているだけあって
すぐに気づいちゃうね。
パターン1
受容とは
受け止めているんです。
パターン2
共感とは
漢字の通り
「共に、感じる」こと。
私がメンタルコーチとして
大事にしているのは
「共に、感じる」
ことなんです。
「ーーだよね、わかります」
と共感する。
相手の立場にたって
気持ちを代弁する。
共に感じると、
相手は溜まっていた
ネガ感情を安心して出せる。
軽やかになるから、
問題に対して
主体的に取り組むエネルギーが
戻ってくる。
成果が早く出るんです。
人は誰でも
わかって欲しいんです。
1人じゃないと感じたいんです」
「受容と共感。
なるほど、、
大袈裟でなく
今、膝から崩れ落ちました、、
どおりで、、
夫に
『今、あなたは
怒っているんだね』
と言ったら
夫がもっと怒り出したんです、、
そうか、
受容が逆効果だったんだ。
怒っていると指摘されたら
嫌ですよね。
今ならわかります。
私は
テクニックばかり
使って、、」
「あ、いやいや
反省は必要ないですよ。
知らなかったこと
知ればいいだけ。
テクニックだって
重要なんでね。
1つずつ
こうやって
実際やってみて、
どうだったか
振り返って
良いアドバイスをもらって、
1つずつ
成長すればいいだけ。
十分ですよ。
今日もすごい
理解されていますよ」
「反省しなくていいですか」涙
「そうそう
反省しなくていいですよ。
偉すぎです。
今、進んでますよ」
:
:
「もう2つ伝えておきたいことが
あります。
・受容が悪いということで
ありません。
私も
「そうだったんですね」とか
受容の言葉も
毎回言っています。
これも重要。
受容と共感を
ミックスすると
いいですね。
それから
・相手に共感する前に
まず自分に共感
です。
今回のケースでは
旦那さんに対して
「私がいうことを何度も
聞かないから、悲しいよね」
と一応あげました。
しかし、必ずしも
先に相手に共感しなくても
いいと思います。
それより
Hさん自身が
自分は毎日怒られて
・緊張する
緊張して当然
・本当は怖い
怖くて当然
て自分に共感が先ですよ。
自分に十分共感していないと
人にはできないので。
自分に共感できた分だけ
人にも共感できるようになる。
旦那さんが怒るのを変えようと
先に頑張らないでくださいね。
:
:
あと、
共感できることがない場合も
無理して
共感しなくていいからね。
嘘はなくていい」
Hさんは泣いて
しばらく言葉が出ませんでした。
:
:
「私が自分に共感する。
しみました。。。
私は自分に
共感して欲しいです。。
もう誰かに求めるのは
うんざりです。
私の焦りや緊張は
怖かったんです。
怖かった
怖かった
怖かった、、、
怖かったね
怖かったね
当然だよ
感じていいよ」涙
「Hさん
共感、上手い。
怖かったね。
そうですよね。
感じていいですよ」
Hさんは
たくさん泣いて
スッキリして
戻られていきました。
:
:
:
後日
Hさんからメールがありました。
「ありがとうございました。
私は人の傾聴ではなくて
まず自分の心の傾聴が先だと
気づきました。
自分の考えていること、
感じることに気づき、
それを否定せず
ありのまま
共感していきます。
今とても安心しています。
自分とやっと
分かり合えた気がします。
本当にありがとうございました」
:
:
:
:
さて、
この話を聞いて
あなたは何を感じましたか?
人と繋がるのは
まず自分から。
結局、自分との関係80%。
今日もあなたと
大切な何かを
共に、感じられたことに
私はとても嬉しく感じています。
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