アサーティブコミュニケーションとは?

「人間の悩み」の90%以上、または100%、つまり全てが「人間関係の悩み」である、
とも心理学では言われています。

互いに望んでいることを相手という存在の価値を尊重しながら話せると、人間関係はうまくいくのかもしれませんね。

コミュニケーションで「アサーティブ」という考え方があります。

アサーティブとは、
自分と相手の「尊厳」を保ちながら、どちらが正解、ということを争うなのではなく、感情的ではなく、客観的に、冷静に、自分の感情や考えを伝えあう、ということです。
人間関係の問題解決に向けて、とても大きな力となるスキルです。

「アサーション」とも言われます。
アメリカの心理学者ウォルピーによって開発されました。

人間の自己表現には3種類ある

人間の自己表現には3種類あります。

あなたは日頃、どの自己表現をとることが多いでしょうか?
また、ある特定の人に対してだけ、とってしまう自己表現もあると思います。

また、身近にいる人もどの自己表現の傾向が強いかを想像しながら、読んでみるといいかもですね。

1.攻撃的自己表現

「私はOK、あなたはOKではない」という状態。
本来ならば頼むべきことを子供や部下など立場が下のような人に命令したり、押し付けによって同意させ、自分の思い通りに相手を動かそうとする自己表現。
自分の気分がよくなることを優先して、相手を無視したり、軽視したりします。

2.非主張的自己表現


「私はOKではない、あなたはOK」という状態。
頼んでもいいことを頼まなかったり、断ってもいい場合に引き受けてしまったり、嫌なことを言われても何も言わず、結果的に受け入れてしまう自己表現。
相手にとってはいい人でも、自分の時間や思いを犠牲にするので、ストレスを溜めることになる。

3.アサーティブ

「私もOK、あなたもOK」という状態。
攻撃的でも、非主張的でもなく、頼みごとがあるときは「頼みたい」と伝え、相手から引き受ける返事が返ってくることも、引き受けられないと言われることもありえる、と考える自己表現のこと。
自分と相手の「尊厳」を保ちながら、どちらが正解、ということを争うなのではなく、感情的ではなく、客観的に、冷静に、自分の感情や考えを伝えあう。
双方が理解し合い、葛藤があるときは歩み寄って物事を進めようとする。

まあ、こう読んでみると、アサーティブな自己表現を冷静にできるといいなーと思いますよね。

アサーティブな会話のポイントはまた紹介しますね。

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